一番困ったこと

母と暮らして一番困ったことは母の下着を買いに行くことでした。

普段から母の下着は見ていないのでどのような下着が必要なのかは分かりませんでした。ただし、今まで来ていた下着は右半身が不十分な母には向いていないことです。

それと病院にいる間は食事をそんなに摂らなくて痩せたので下着がぶかぶかに今までの物を着てリハビリは難しいことでした。

病院にいる時は一応、病院の売店グンゼの下着を買いました。木綿で着心地が良いというので数枚を用意しました。上はボタン無しのワンタッチのものを選びました。

問題は退院した後です。再び体重が増えたので大きめの上下を買い直しました。病院にいる間はワンタッチのものでも文句を言いませんでしたが退院してデイサービスに行き始めてからは少しお洒落をしたいと言うので別のものが良いと言うのです。母をデパートに連れて行きましたが何時ものようになかなか判断が付きません。ただし、今までの下着ではデイサービスに行くのはヤダと言い張ります。

私は介護しながら通常に勤務していますのでそんなに母を色々はお店に買い物に行く時間もありません。特に車椅子だと階段も上がれないのと、電車のホームにはエレベータが1式しかなのでエレベータの所まで行くのにも時間が掛ります。例えば東海度の品川駅で降りた場合は空いている先頭車両に乗るとエレベータはホームの後ろ側にあるので数百メートルも歩くことになります。

そんな訳で私が一人でイトーヨーカドーの婦下着売り場に行く羽目になりました。男性一人なのでかなり目立ちます。見てもどれが良いのか分からないので、店員さんに聞いて選びました。幸いにもそれに母も納得していただき、無事にデイサービスに行くことができました。